赤ちゃんが母乳を飲まない時

生まれて間もない赤ちゃんが母乳を飲まない時と、数か月たって飲まなくなった時とは原因が違います。

≪生まれて間もない時≫
退院した時にはほとんどの赤ちゃんが生まれた時の体重より少なめのことが多いようです。
退院するときに生まれた時の体重を超えていれば安心ですが、少なくなっていると、とても心配してしまいますね。

赤ちゃんがとてもよく眠っていて「起こすのがかわいそうだから」とそのままにしておくと、必要な栄養が足りなくて体重が減ってしまうこともあります。3時間から4時間おきには必ず授乳しましょう。
特に夜中はママも疲れて寝てしまったりします。
できるだけ4時間を超えないように気をつけましょう。
ママのおっぱいは、まだ授乳の習慣がついていません。
母乳を作りすぎて張ったり、刺激が足らなくて母乳の出がよくなかったり、個人差が大きいものです。
一日に8回から10回くらいは吸わせるように指導されることが多いです。
1回に20分以上吸わせていると、ママはへとへとになります。
産んだ病院や助産院に相談しましょう。

ママの肩こり、睡眠不足、冷え、栄養不足も分泌に影響します。
産んだ後に家事や育児のお手伝いの方を確保できない方は、ヘルパーさんなどに支援を依頼してください。
パパと二人で協力し合うのも大切ですが、お仕事を抱えているパパにも限界があります。
お互いの身体と心の安定のために応援してくれる方を確保しましょう。
お金が発生しますが、熊本市では産後半年までヘルパーさんの派遣に補助が出ます。(無料ではありません)
そんな制度は利用しないともったいないです。

母乳育児がうまくいかないと、ママのせいのように感じてしまいますが、赤ちゃんにも原因があります。
赤ちゃんが十分におなかの中でおっぱいを吸う練習ができていないことがあります。
そんな中ちゃんのお口に指を(きれいに洗って)入れてみてください。
よく飲める赤ちゃんは、思ったより強く指を吸うことができます。
弱々しかったり、ほとんど吸ってくれなかったら、お顔や頭、お口のマッサージが必要です。

母乳をのまないならミルクなんて思っても、ミルクも上手に飲めないことが多いです。
体重が増えないとか、離乳食の時期になってよく噛まないなどで困ることも、表情が乏しくて誤解されることもあります。

他にはおっぱいのくわえさせ方を変えると飲みやすくなります。
ママの乳輪が全部隠れるように深くくわえさせることが大切。
これもうまくいかない時は、ご相談くださいね。

ママの心配がいつまでも続くし、楽しいはずの食事に興味がないなんて、人生をずいぶん損することになりませんか?
(私は食べることが好きなので、特にそう思ってしまいます)

母乳を飲まないのはママのせいだけではありませんよ。
おっぱいマッサージに行っても、食事をどんなに改善しても、なかなか吸ってくれない、体重が増えない、飲むのに時間がかかりすぎるというなら、赤ちゃんのお口に指を入れてみてくださいね。
お顔、頭、お口のマッサージをすると、ずいぶん飲むのが上手になります。
マッサージの方法は、ご来所の上お尋ねくださいね。

次回は、生まれたばかりの赤ちゃんではなくて、少し大きくなった赤ちゃんが飲まなくなった時のことをお話ししますね。