鍼灸マッサージ師大会で研修担当しました

7月28日(日)熊本県の鍼灸マッサージ師大会で研修講座を担当させていただきました。
大会テーマが「女性のみかた」ということで、様々な「みかた」がありますよね。
見方、診方、味方・・・
助産師としてどの視点からお伝えすべきか考えました。
でも、やっぱりこれ。
私がたくさんの方に知ってもらいたいことであり、鍼灸マッサージ師さん方にも知っていただきたい
「骨盤ケア、子育てはおなかの中から始まっている」ということでした。

私の話の中身は、
現代女性の骨盤の形状変化、それによって起こっている妊娠中のトラブル。
低体重出生児は、将来生活習慣病のリスクが上がる。
腹直筋離開が増えていることで逆子などの胎勢異常も増えている。
生まれる前から赤ちゃんの胎位胎勢を考慮したケアをすることによって、育てやすさが違うこと
をお話ししました。
生まれてからのことも含めたかったのですが、時間が足りませんでした。(とても残念;_;)

鍼灸師の先生方は、今までも逆子の施術をされています。
足の小指の外側爪の根元(至陰しいんというつぼ)にお灸をすえます。
以前は7割から8割は改善していたのに、最近では3割くらいの効果しかなくなってきているそうです。
先生方はなんでそんなに効果が無くなってしまったんだろうと感じていらしたようで、腹直筋離開の話をすると、とても納得されていました。
腹直筋離開については,たくさんご感想や質問をいただきました。

 

午後からはベルトの巻き方。

アンダーベルトリニューを使って簡単な骨盤ベルトの巻き方をおみせしました。
巻く場所、強さ、ベルトの選び方などにもとても興味を示され、スマホで動画をとる方が続出。
さらしを使ってもいいのかという質問もありました。
もちろんOKですが、長さと幅を1/4にしてくださいとお話ししましたが、「やっぱり面テープがあるほうが使いやすい」とアンダーベルトリニューの評価もいただきました。
一度くらいでは伝えきれないのと、あとからの動画だけでは十分に伝わらないので、また呼んでいただきたいですね。
助産師がお勧めしているベルトの選び方や巻き方があるということを知っていただく機会になって、良かったです。

 

おなか巻きの方法もお見せしました。
骨盤にさらしを巻くのは鍼灸院でもしておられる先生もいらっしゃったようですが、さすがにおなかに巻くのはなかったようです。
下腹に、絞めないようにとお見せしましたが、これも助産師にご紹介いただくほうがいいですよね。
助産師がこんなことをやって、おなかの中の赤ちゃんとお母さんを守っているんだなと知っていただけるいい機会でした。

 

(一社)FPランド理学療法士の辻陽子さんから、骨盤底筋体操指導の実際。
辻さんのお話は何度も聞いていますが、いつもなるほどと勉強になっています。
九州医療専門学校の材津有紀さんからは、鍼灸師の立場から女性が感じるさまざまなこと。施術環境、施術中(不必要な露出を避ける)のタオルや施術着の使い方についての提案でした。
異業種の方たちとのコラボでしたが、どれも女性にとって大事なことを再確認できましたよ。(^^)

 

学術講演は、「伝統医学の立場からみた女性のみかた」
参加はどちらでもいいですと言われていたけど、ぜひ参加したくて。
不妊症、逆子、月経、股関節痛の治療のしかたをうかがいました。
今や欧米のほうが鍼灸治療は盛んになっているそうです。
WHOにも認められていて、様々なエビデンスが証明されている鍼灸の世界です。
今から鍼灸師になることはないと思うけれど、次に生まれ変わったら、鍼灸ができる助産師がいいなと思います。

 

今回たくさんの鍼灸マッサージ師の先生方とつながることができました。
私が時々お世話になる鍼灸師の先生にも、助産師としてお会いしてご挨拶ができたものうれしかったです。
互いに得意分野を生かし、助け合いながら、たくさんの女性の応援をしていくきっかけになったらいいなと思いました。
これからは私たち助産師次第です。
つながりを大切にしていきたいと思っています。