産前産後の女性の下着選び

以前、私が少しだけ熊本市の委託を受けて赤ちゃん訪問をしていた時のお話です。
私が訪問するなり、質問を受けました。
その方は30代初産婦さんで、2か月になる女の子の赤ちゃんがいます。
ほとんどの方は赤ちゃんの話から始まるのですが、きっと気になって心配でたまらなかったのでしょう。

 

その話が…
「産後ひどい便秘と痔になってしまったんです。薬を飲んでも効かなくて困ってます」というものでした。
もしかして、産後ガードルとか、ウエストニッパーを付けてませんか?
と尋ねると、まさに、「はい。ウエストが元に戻らなくなると店員さんに言われて、ガードルを付けてます。」
その方は、高額なガードルを3枚も買っていらっしゃいました。
まさに、骨盤の上部分を絞めてしまうタイプの下着、私たち骨盤ケアを勧めている助産師が最も『お勧めしたくない』タイプのものでした。

 

これが原因で、便秘、痔、尿漏れ、ポッコリ下腹になってしまうのです。
高い買い物をして、体を悪くしてはもったいないですよね。

産後は正しいベルトで支えて、代謝をよくする。自前の筋肉で、下腹を抑える。これが正解です。
決してきついガードルやウエストニッパーが体型を維持するのではないのです。

 

一方、空気パンツというのがあります。
「女性用のふんどし」といった感じでとらえている方もいるようです。

その開発者によると、
ウエストにゴムがあることで、体内の循環(血流等を遮断していまい体の免疫力を下げてしまう、女性は卵巣に、男性は前立腺に影響がいきます)を悪くしてしまうので、ウエストにゴムが入って締め付けているパンツ(伸縮のある生地で締め付けているのも)がくせものなのです・・・    だそうです。

私たち骨盤ケアを勧めている助産師は、以前から
妊婦さんたちの大きなパンツや、きついブラはやめようとお伝えしてきました。

大きなパンツは、
まだお腹が小さいうちはゴムの後はつきませんが、臨月くらいに大きくなるとゴムの跡がくっきり。
そんな締め付け状態のおなかは、赤ちゃんが動きにくいです。
ただでさえも大きくなって、子宮の中で動きづらいのに、パンツのゴムは余計邪魔です。

もし逆子など、よくない姿勢でおなかにいたとき、改善させようとママが頑張って体操をしても、パンツのゴムのせいでよい姿勢になれなかったら悲しいですよね。
たかがパンツのゴム紐と見くびってはいけません。
私のところに施術に来る方には、施術前にパンツのゴムを下げていただいて、施術にかかります。

全員ではありませんが、施術が終わったら、逆子でなくなっていることがあります。ご家庭でのセルフケアで改善する方もいます。
残念なことに、治らない方もいらっしゃいますが…でもセルフケアとストレスフリーの下着、トコちゃんベルトで赤ちゃんのコンディションは良好に保たれます。
大きなパンツの代わりにお腹を守っているのは、ふわっふわのアンダー腹巻です。これを付けている方で、ゴムの跡がついているのを見たことがありません。

きついブラジャーは
妊娠するとおっぱいが2サイズくらい大きくなるといわれています。(もっと大きくなる方もいますが)
授乳に向けて、乳腺が発達してくるのは皆さんもご承知の通りです。

しっかり発達してもらうために、血液やリンパの流れなどもよくしておきたいですね。
乳首も押さえつけないので、陥没乳頭気味なのが改善することもあります。

サイズだけ大きくするのでなく、ワイヤーなどで締め付けないブラジャーにします。
プラス、おっぱいが大きくなることで肩こりがひどくなってくることがあります。
おっぱいの重さが肩や腕周辺の筋膜を引っ張るからです。太めの肩紐でしっかり支えるものを使いましょう。

できるだけ締め付けによるストレスのない下着にして、産前産後の期間を過ごしましょうね。